WESTLAND GARRYANA 2020 ウエストランド ギャリアナ 2020

  • 700ml
  • 50%

ギャリー・オーク樽で熟成したスピリッツをこれまでのどのエディションよりも高い配合でブレンド。奥深い個性、独創的なフレーバー 世界限定5625本

Details 詳細

ギャリアナとは、太平洋岸北西部に自生するホワイトオークの一種で、主にブリティッシュコロンビア州南部からワシントン州西部、オレゴン州のウィラメットバレーに至る地域を原産とする唯一の原生オーク種、ギャリー・オーク(クエルクス・ギャリアナ/Quercus Garryana)のこと。ホワイトオークの中でも非常に珍しく、成長に時間がかかるうえ、タンニンとフェノールが大変強いため、樽材にしたあとも自然乾燥させて成分を和らげるのに数年を要します。希少な種類のため伐採は禁じられており、自然に倒れたものだけを使用することができます。
あまりに強すぎる個性を持つこのオークは、地元のワイン産業では繊細なワインの風味が負けてしまうため樽材として使用されることがなく、木材加工場で長い間置き去りにされていました。しかしマット・ホフマンたちが「これほどまでに我々のテロワールを表現できるオークはない」とその可能性を見出し、樽として使用する挑戦を始めました。
これにより、ウエストランドのウイスキーのスタイルはまた違う側面を持ち、探究と革新を目指す道のりが広がり始めました。今さらにこの偉大なるオークを用いて、地元の環境への敬意とウイスキー造りへの情熱に満ちた挑戦が続いています。
前作「ギャリアナ 2019」は、アルティメット・スピリッツ・チャレンジ2020 96点/年間最高のスピリッツ100/チェアマンズ・トロフィーを受賞するなど高い評価を獲得し、次回作への期待が高まっていました。こうして誕生した第5エディションとなる本作は、ギャリー・オーク樽で熟成したスピリッツをこれまでのどのエディションよりも高い配合でブレンドしています。さらにペールモルトとピーテッドモルトのスピリッツを組み合わせた、最もシンプルな構成でもあります。しかしこのシンプルさからは思いもよらぬ奥深い個性が生まれ、それぞれの独創的なフレーバーが融合し、まったく新しいものを生み出しています。
ウエストランド「アウトポスト・レンジ」は、故郷シアトルに根差すフロンティアスピリットをテーマに、シングルモルトに残された未知の可能性を追求する新たなシリーズです。今回シリーズ5作目となる「ギャリアナ 2020」を皮切りに、今後地元の大麦を100%使用した「コレレ」、同じく地元のピートを使用した「ソラム」のリリースを予定しています。
ウイスキーの世界はすでに広く開拓されていますが、まだ限りなく残されている未踏の地を切り開く「アウトポスト(先鋒/第一陣:筆頭となって進む部隊の意)」として、このシリーズがウイスキーの新しい境地を発見していくでしょう。

  • Aroma 香り

    コットンウッドの甘い香りに迎えられ、ワッフル・クリスプ・シリアルと濃厚なスモークチョコレートが続く。

  • Flavour 味わい

    特徴的なバーベキューの香味が前面に押し寄せ、フレーバーの核となっている。焦げ目がついた肉の切れ端を思い起こさせる、スパイシーで香ばしい風味。それと共に、カカオバター、焦がしたサトウカエデ、クローヴの味わい。

  • Age 熟成年数

    最短熟成期間:45カ月

  • Cask 樽のタイプ

    ファーストフィル・バーボン・ホワイトオークカスク(64%)
    ヴァージン・ギャリー・オークカスク(36%)

  • Malt 大麦の産地

    ペールモルト(ワシントン州産)
    ヘビリー・ピーテッド・モルト(スコットランド・ベアーズモルティング)