19 October 2021
アイラ・シングルモルト・スコッチウイスキー 「オクトモア」につきまして、新エディション「オクトモア 12.1 スコティッシュ・バーレイ」「オクトモア12.2 ソーテルヌ・カスク」を2021年12月13日(月)より、「オクトモア12.3 アイラ・バーレイ」を2022年1月12日(水)より数量限定発売いたしますことをご案内申し上げます。
オクトモアは、世界で最もヘビリー・ピーテッドなシングルモルトとして、発売以来愛好家の方々にとって伝説のような存在となってきました。シングルモルトの既成概念を覆す、「解き明かせない方程式」。リスクを顧みることなく、様々な視点から探り、想像を超えて挑戦し、ウイスキーの新しい領域を押し広げています。
最新の「12シリーズ」では、繊細にバランスの取れた、柔らかなスモーキーさを探索。ただピーティーであるだけでなく、複雑かつ豊かなフレーバーを感じられるよう仕上げています。
今回、国内では初となる【.2】が発売となります。これまでは「スコットランド産大麦100%/ヨーロピアンオーク・カスク熟成」のシリーズとして免税店限定販売としておりましたが、今回より数量限定にて発売することとなりました。
<商品詳細>
商品名 | オクトモア 12.1 スコティッシュ・バーレイ |
オクトモア12.2 ソーテルヌ・カスク |
オクトモア12.3 アイラ・バーレイ |
OCTOMORE 12.1 | OCTOMORE 12.2 | OCTOMORE 12.3 | |
Scottish Barley | Sauternes Cask | Islay Barley | |
商品画像 | ![]() |
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希望小売価格(本体) | 17,000円 | 19,000円 | 23,000円 |
発売日 | 2021年12月13日(月) | 2021年12月13日(月) | 2022年1月12日(水) |
※価格はすべて外税です
オクトモア12.1 スコティッシュ・バーレイ

オクトモアを語るにおいて、【.1】エディションほど適切なものはない。予想を超え、繊細かつパワフル、快活でダイナミック、フルーティでフローラル。非常にバランスの良いヘビリー・ピーテッドモルトだ。
既存のウイスキーの伝統からは突出しているが、ヘッドディスティラー アダム・ハネットは、【.1】エディションについてはアメリカンウイスキー樽のみで5年間熟成させることを基準としている。
この「オクトモア12.1」は、実験中の実験ではあるが、12シリーズの他アイテムにとっても重要なベンチマークとなる。スコットランド本島で収穫された大麦は、ゆっくりと蒸留され、滴るようにポットスチルから流れ落ちた。
熟成の年月を経て構築されたバニラ、柑橘類、ファッジなどのアロマは、この力強い大麦が雄弁に語りかける「ウイスキーの英知」である。
<蒸留> ■2014年収穫の大麦を2015年に蒸留 ■スコットランド産コンチェルト種の大麦100% ■フェノール値 130.8ppm ■アルコール度数 59.9% ■ノン・チルフィルター、着色料無添加 |
<熟成> ■全期間ファーストフィルのアメリカンオーク樽で熟成 ■全期間アイラ島で熟成 ■5年熟成 |
<テイスティングノート>
特徴
はつらつとした躍動感と刺激に始まり、続いて重層的な複雑さが現れる。ゆっくりと時間をかけた蒸留と細心の注意を払った熟成、そして精緻なカスク選びの賜物だ。謎に満ちたウイスキーを追い求める者たちさえ満足する、それがオクトモアである。
アロマ
最初は爽やかなシトラス系の香りと大地を思わせるピートスモーク。そしてバニラスポンジケーキと大麦糖、コクのあるモルトの甘い香りが現れる。ココナッツとチョコレート、バニラ、キャラメルが続き、さらに焦げたトフィーの香りが広がり、ピートスモークと蜂蜜が交互に際立ってくる。
味わい
胡椒と甘さ、温めたゴールデンシロップのテクスチャー。蜂蜜とピートスモーク、焼いたオークチップ、ピートの効いたアプリコットジャムが広がる。もうひと口含むと麦芽糖と麦わら、ヘザーの花、ナッツ入りヌガーの甘味、海岸の砂のようなミネラル感が口中に留まり、ドライでフェノリックかつ土っぽいスモークとほのかなシトラス、洋ナシのキャンディを運んでくる。
フィニッシュ
フィニッシュは塩キャラメル、花とハーブの香り、スイカズラと桜草に続き、穏やかなピートスモークが最も長く残る。
色
明るいゴールド
オクトモア12.2 ソーテルヌ・カスク

日本国内初登場の【.2】エディションである「オクトモア12.2」は、かつて最も高く評価されたソーテルヌ樽熟成原酒の伝説の足跡を辿っている。
その「オクトモア4.2」は、蒸留所の歴史で最も人気のあるウイスキーの1つであり、甘いソーテルヌワインと濃厚なピートスモークが素晴らしい組み合わせであることは疑う余地もない。
この「オクトモア12.2」は、アメリカンオーク樽で3年半を過ごし、フルーティでフローラルな原酒の基盤を構築してから、最高品質のソーテルヌ樽へと移された。
<蒸留> ■2014年収穫の大麦を2015年に蒸留 ■スコットランド産コンチェルト種の大麦100% ■フェノール値 129.7ppm ■アルコール度数 57.3% ■ノン・チルフィルター、着色料無添加 |
<熟成> ■ファーストフィル・アメリカンオーク樽熟成原酒(50%)と ■全期間アイラ島で熟成 ■5年熟成 |
<テイスティングノート>
特徴
ソーテルヌ樽は、オクトモアの力強さを次の次元へと押し進めた。蜂蜜漬けのフルーツとドライスモークが素晴らしい融合を遂げ、煙とフルーツ甘さのクラシックなコンビネーションを美しく表現している。
香り
最初はメロン、蜂蜜、燻製アーモンドの素晴らしい香り。フルーツと蜂蜜のアロマが、トーストしたオークと土っぽい煙をほどよく抑えている。オレンジピール、桃、熟したメロン、レモンと蜂蜜が麦芽本来の甘さに包まれ、ドライアップルと洋ナシのキャンディがピートスモークとオークの香ばしい香りの波とともに続き、土と松脂の香りが解き放たれる。
味わい
甘美で柔らかいフルーティさが口全体に広がると、レモンピールとバニラがメロンとオレンジの花とともに前面に現れる。その後、キャラメル、スパイス、そしてかすかなドライさを感じさせるフレンチオークが、煙と麦芽の甘みを運び込む。
シロップ漬けのフルーツのニュアンスが感じられるたび、ソーテルヌ樽が与えてくれた豊かな影響を再確認する。
フィニッシュ
フルーツとオークが少し色あせて、潮っぽいレモンの酸味がやってくる。心地よい土っぽいピートスモークが余韻を支配し、このウイスキー全体にオクトモアのDNAを刻み込む。
色
琥珀色
オクトモア12.3 アイラ・バーレイ

「オクトモア12.3」は、シングルヴィンテージ、シングルフィールド、シングルモルトである。良きパートナーであるジェームス・ブラウンが所有するオクトモア農場、そのチャーチフィールドで育った大麦。蒸留所との距離はわずか6㎞、栽培された場所からほど近い場所でウイスキーになったのだ。
この究極のテロワールを体現したスピリッツは、2つの旅路に分かれ、再び融合し完成した。75%はアメリカンウイスキー樽、25%はパートナーであるシェリーボデガ、フェルナンド・デ・カスティーリャのペドロヒメネス・ソレラ樽で5年間熟成した。
その潮風とシトラスのアロマは、大麦が栽培された場所と熟成庫が海に近いことに起因している。そしてオクトモアのリッチでドライなピートスモークを際立たせる、甘いドライフルーツはペドロヒメネス樽由来だ。
「このスピリッツのDNAは、ひとつの畑からの大麦を蒸留し、他のヴィンテージと混ぜることなく完成させたものであること。ウイスキーを味わい、感じるために重要な要素だ。ウイスキーの熟成がピークに達し、世界中の愛好家と共有する準備ができたその瞬間を見極めている。その成果を体感してほしい」 –アダム・ハネット
<蒸留> ■2014年収穫の大麦を2015年に蒸留 ■オクトモア農場産コンチェルト種の大麦100% ■フェノール値 118.1ppm ■アルコール度数 62.1% ■ノン・チルフィルター、着色料無添加 |
<熟成> ■ファーストフィル・アメリカンオーク樽(75%)、 ファーストフィル・ペドロヒメネス樽(25%) ■全期間アイラ島で熟成 ■5年熟成 |
<テイスティングノート>
特徴
ペドロヒメネス・シェリー樽由来の甘味とコクを備えた華やかなドライフルーツのスタイルに、豊かなフェノール感と海を思わせる軽やかな香りが絶妙に層をなす。
アロマ
シェリー樽が生み出すイチジク、レーズン、デーツなどの軽やかな香りと、木炭や靴墨のようなスモーキーな香りがこのウイスキーの個性を方向づけている。スピリッツには軽快でフレッシュなシトラスと蜂蜜の香りが備わっている。
グラスに注ぐとスイカズラとオレンジの花のような凝縮感のある香りがあふれ出し、樽由来のダークトフィー、ミルクチョコレート、バニラの香りが深みを添える。ウイスキーが開くにつれて、スモークした穀類、海藻、亜麻仁油、そしてタバコの香りが現れる。
味わい
最初にぴりっとするキンレンカの花、ダークチョコレート、土っぽいピートスモークとシェリー樽由来の果実味が口中に押し寄せる。ピートスモークとドライフルーツが圧倒し、続いて麦芽糖と焦がしたオークが登場し、コクのあるトフィーとタバコが広がる。甘いペストリーとトーストした麦さらには煤のような土っぽいピートスモークが現れる。
フィニッシュ
木炭、煤、ドライイチジク、塩漬けレモン、ビターチョコレート。
色
磨き抜かれた明るい銅色